カーリングの発祥地は1500年代にイギリスのスコットランドであるとされ、現在ではカナダで盛んに行われるようになっています。
カーリング場
日本では1970年代から一部の地域で行われていましたが、カーリングが日本で広く知られるようになったのは、女子の「チーム青森」が活躍したトリノオリンピックからのようです。カーリングは本来わいわいと仲間同士がコミュニケーションしながら楽しくプレーすることです、また一面では不正を嫌い正義を尽くし正々堂々と戦いを挑み、相手を尊重するスポーツでもあります。
小林さんは、長野県の高校時代にスピードスケートの高校選手権や国体などで上位入賞と活躍しましたが、1979年にカーリングに出会いカーリングに取りつかれ、その後日本のカーリングの第一人者となりました。長野オリンピックでは競技委員長を勤め、アルベールビルオリンピック(公開競技)では日本代表監督を勤めました。トリノオリンピックではNHKのカーリング放送の解説を勤め、「チーム青森」の活躍もあって日本中にカーリング熱を一気に高めました。
小林さんは、2005年11月に山中湖村山中地区に「山中湖メープルカーリングクラブ(YMCC)」という日本初の民営のカーリング場を造りました。日本のカーリングを世界レベルにするためには、クラブ組織が必要という自説を実現するために、このカーリング場を造ってしまったのです。山中湖を選んだ理由は、山中湖には古くからスケートが盛んで、昭和12年に第1回カーリング全日本選手権大会が行われた、標高1000m程の冷涼地である、首都圏からおよそ100kmに位置している、富士山を含めて素晴らしい自然があることなどです。
カーリング場
この山中湖メープルカーリングクラブのカーリング場は長さ44.5m、幅4.75mのコースを2面持ち、年間を通じて使用できる屋内の施設で、運営は会員制になっていて、一般、ジュニア、シニアなどに区分されています。現在約120名の会員が首都圏や近県などから参加されていますが、地元の参加者はまだ少ないようです。誰でも参加できる体験コースが用意されていて、気軽にカーリングを経験できるようになっています。現在金・土・日の週3日間の営業で年間を通して利用できます。
小林さんの指導方針は、氷上で転倒などの怪我をさせないようにすることを第一とし、カーリングを仲間同士で楽しく、遊び心を持って体得してもらうことです。カーリングはキャリアごとに技能レベルがはっきり違うので、各々のレベルに沿った練習をさせること。またカーリングはミスを想定したスポーツであり、ミスを気にせずに前向きに楽しくプレーすることを心がけるようにしています。
カーリングに対する小林さんの思いは、現在の会員は他県からの人が多いので、これからは地元の子
小林さん
供、若い人、シニアの人たちにカーリング場に気軽に集って楽しさを知ってもらい、仲間同士で語り合い癒しの場を広げていってほしい。地元の山梨県や山中湖村にカーリングを普及させたいと思っているけど、地元でのカーリングに対する関心はまだ薄いようです。これからは子供たちや若い人たちが、カーリングを好きになり、技術のレベルアップを図って、その結果そのなかからオリンピックで活躍できるよな選手が、育つようにしたいとのことです。今後もカーリングの普及をライフワークにしていきたいと、カーリングについての熱い思いをいつまでも語っていらっしゃいました。